葉山芸術祭実行委員会からの協賛・サポートのお願いメッセージ
『 葉山芸術祭を ”もーちょっと” 』
<アーティストを招いた展示やワークショップ>を”もーちょっと”
葉山芸術祭実行委員会では、過去に個人やグループのアーティストを招き、アーティストが主導する展示やワークショップの開催にチャレンジしてきました。招へいするアーティストには、本人の作品とともに、一般の人が作品づくりに参加できるパートも考えていただき「ワークショップ」として、多くの人がともに作品をつくりあげ展示・発表するイベントを開催してきました。近いところでは「竹あかり(チカケン)」「アキノリウム」(松本秋則)、「影絵」(川村亘平斎)などがそれにあたります。
これらのイベントは、経験のない方でも手を動かして作品づくりに関わったり、プロのアーティストの交流したり、仲間とともに作品を作り上げる楽しみを味わったり、アートを身近な存在と感じていただくためのものです。
地域の人達が多様な形で芸術に触れる機会をつくることは、葉山芸術祭の大きなポイントであり、また多くの人が一つの作品・作家の周り集まって共有する瞬間をつくることを、実行委員会は大切にしてきました。
これら機会をつくるには、費用がかかります。ワークショップ参加費は実際にかかる材料費の一部にしかなりません。プロのアーティストに芸術祭での展示に合うよう一部作品を制作していただいたり、過去制作された作品を借りるにあたっても、材料・製作費、輸送費、保険、人件費などが必要で、これらの予算は皆さんの参加費からなる芸術祭の予算を使って開催することになります。過去の葉山芸術祭では、それぞれのアーティストの方に協力と工夫をしていただき、最低限の費用で開催してきていますが、過去の例から各回30万円程度の支出は必要となっています。
これまでの芸術祭では、なんとか上記の費用を工面できていたものの、現在、さまざまな価格の高騰により、参加費を値上げしない現状で、総予算の**%にあたる「30万円」の予算化は難しくなっています。
また、今年度に関しては、懸案だった新ホームページの制作コストが必要(これも低コストで制作を発注しています)となり、第33回葉山芸術祭ではアーティストを招聘しての実行委員会主導の企画は断念しています。今年は我慢の年として、なんとか、他の方法で芸術祭を盛り上げたいと思いますが、来年以降、また、多くの人が集まり・つくり・一緒に観る・楽しむ機会をつくるための原資として、皆さんからドネーションをお寄せいただけると幸いです。
<こども達×アートの未来のために>を”もーちょっと”
葉山芸術祭は、葉山町や近隣地域のこども達がアートに触れながら、成長していってほしいと考えています。芸術祭の期間中、前述の招聘アーティストとのワークショップだけでなく、作品を観たり、体験したり、またこども達が制作した作品を、多くの人が鑑賞し、つくったこども達がその活動を誇りに思えるような機会をつくりたいと考えています。アートに関わること・作品づくりを経験することは、縦横無尽にひろがる人生の豊かな経験になるからです。そして、こどもがそのような経験を積むのを見つめることは、大人にとっても新たな発見をしたり、大人とこどもの関係性を見つめ直すきっかけになるかもしれないと考えるからです。
実行委員会は、多くのこども達が自分の興味を元に”ここに参加したい”と保護者に願い出ればすぐ参加できる……参加のハードルの低い催しを増やしていきたいと考えています。
そのために必要な材料・開催経費が必要です。大きな金額が必要なわけではありません。10万円の経費があれば、あとは、場所・手伝ってくださるボランティア・材料の提供……等々、皆様に協力をお願いしつつ「これができる!」はいろいろ考えられるのです。少しの予算の余裕が、これらのキッカケとなります。
<実行委員会を活性化させるために>を”もーちょっと”
葉山芸術祭実行委員会は非営利で、全員ボランティアによる任意団体です。第33回は7名の実行委員と事務局スタッフ1名により構成されています。200組を超える参加者の方とコミュニケーションをとりながら、多様なイベントを開催するための作業は、多岐にわたり量も膨大です。実行委員は年間1~2万円(決算により支給額は変動)の事務費支給を受けていますが、交通費や携帯など通信費、PC機材、少額の事務用品・少量印刷などは、すべてそのなかで賄わなければならず、不足している部分は私費を投下して補います。
そしてそれら実行委員の多くが子育て世代で個人事業主(または個人企業経営者)。仕事と家庭の合間で時間を捻出して芸術祭の業務をこなし、季節によっては本業を犠牲にしながら、長きにわたり続いてきた芸術祭を存続・進化させるため「今年1年はがんばる!」の気持ちでそれぞれが関わっています。
しかし、正直、苦しいです。運営には、多くのデータを担当実行委員が適切に保管・共有・活用することが必要です。これらのデータ共有や業務推進効率のために、近年ではさまざまなサービスが存在していますが、現状の予算では、それらの利用が難しいため無料のツールを使いながら「長いスクロールとの闘い」で凌いでいるのが現状です。有償の作業効率化ツールを使いたい……実行委員会のささやかな願いです。年間の経費は5万円です。